2005年1月17日

ドイツ一奇怪なファッション・デザイナーとして有名だったルドルフ・モースハマーが、先週金曜日にミュンヘン郊外の豪邸で他殺体となって発見されたというニュースは、ドイツ中のマスコミを、蜂の巣をつついたような騒ぎに落とし入れまし。外国ではほとんど有名ではありませんが、ドイツでは知ラない人のいない怪人物でした。本人は同性愛者で、ロールスロイスを乗り回しては、青年に声をかけていたようですが、先週ミュンヘン中央駅付近で拾ったイラク人の若者を家に招いたことが、彼にとっては墓穴となりました。犯人によると、モースハマーが約束した2000ユーロを払わなかったために、電気コードで絞殺したということです。

シュワルツネガーなど、有名な顧客を持つ彼は、もうけた金の一部を、ホームレスの施設などに寄付する篤志家としても知られていました。イザ-川の橋の下に住むホームレスの人々にも食事などを配っていたということです。


夕刊紙は軒なみ売り切れで、ここしばらくは「モースハマー殺害事件」で紙面は埋め尽くされそうです。